こんにちは。私は40代の働く母で、小学生の子どもがいます。
仕事と子育ての両立の中で、お金に対する不安を感じることは少なくありませんでした。
「将来、教育費は足りるだろうか?」
「自分の老後資金はどうやって準備したらいい?」
「病気やケガで働けなくなったらどうしよう…」
そんな漠然とした不安が頭をよぎる夜、眠れなかったこともあります。でも、20代半ばから少しずつ投資や家計の見直しに取り組むことで、今はお金に対する不安がかなり減りました。
今回は、小さなお子さんを育てながらも「お金の安心」を手に入れるために、まず始めてほしいことをご紹介します。
Step1:漠然とした「不安」を「具体的な行動」に変えよう
不安の正体って、実は「わからないこと」なんです。
だから、まず最初にやるべきことはとてもシンプル。
● 家計を「見える化」する
まずは、家計の現状をしっかり把握することから始めましょう。
支出の内訳をチェック
- 家賃(住宅ローン)
- 保険料
- 通信費
- 水道光熱費
- 食費
- 教育費
- サブスクや習い事、こどものおもちゃ代 など
● 特に見直したい「固定費」
一度見直すだけで効果がずっと続くのが固定費。以下を優先的にチェックしましょう。
① 保険の見直し
→ 日本は公的保険制度が手厚いため、民間の高額保険は不要な場合も。
→ 貯蓄型より掛け捨て、もしくは最低限の医療保険・死亡保障に。
② 通信費
→ 格安SIMへの乗り換えで、月5,000円以上の削減が可能な家庭も。
③ サブスクの断捨離
→ 本当に使っているものだけに絞ることで、月数千円の削減に。
④ 住宅ローンや家賃の見直し
→ 金利の借り換えや、生活スタイルに合った住まいの検討も選択肢です。
Step2:「いつ」「いくら」必要になるかをシミュレーションしてみよう
「とにかく不安!」と思っていても、実際に「いつ」「いくら」必要なのかを把握していないことが多いです。
だからこそ、ざっくりでもシミュレーションしてみることが大切です。
● 教育費のシミュレーション例
例えば、私立大学に進学した場合、大学4年間でかかる費用は約500万円。
中学・高校も私立なら、合計で1,000万円以上になることもあります。
- 小学校:月5,000円(習い事、給食費など)
- 中学:月15,000円
- 高校:月30,000円
- 大学:年間120万(授業料・生活費など)
→ 18歳までに「いくら貯めるか」の目安ができると、安心感が違います。
● シミュレーションの方法
- ノートやエクセルで「年齢別・必要額」を記入
- 無料のライフプランシミュレーターを使う(ネット上に多数あります)
- FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのも◎
Step3:「防衛資金」を作る
お金の不安に対処するには、まずは守りを固めること。
つまり、生活防衛資金を貯めることが最優先です。
● 防衛資金ってどのくらい必要?
- 会社員:生活費の3〜6ヶ月分
- 自営業:6〜12ヶ月分
生活費が月20万円なら、60〜120万円が目安です。このお金は、すぐ引き出せる普通預金に確保しておきましょう。
投資にはまだ回しません。あくまで「安心のための貯金」です。
Step4:「攻め」に転じて、インデックスファンドの投資を始めよう
防衛資金が整ったら、ようやく資産を「育てる」ステージへ。
私が最もおすすめしたいのが、米国や全世界のインデックスファンドへの投資信託の積立です。
● なぜインデックスファンドなの?
- 初心者でも始めやすく、少額からコツコツ続けられる
- 全世界や米国など、経済成長の恩恵を受けられる
- 手数料が安く、長期で資産が育ちやすい
● 米国インデックスファンドの魅力
アメリカは今後も経済成長が期待できる国。
代表的な「S&P500」や「VTI」などのインデックスは、年平均リターンが5〜7%前後。
仮に月3万円を年5%で20年間積み立てると…
元本:720万円 → 約1,240万円に!
→ コツコツ積み立てるだけで、大きな差になります。
● 積立投資はネット証券がおすすめ
- 楽天証券・SBI証券などがおすすめ
- NISAのつみたて枠を活用し、非課税で運用
- クレジットカード払いでポイント還元も
まとめ:不安の正体を知れば、お金は怖くない
「お金の不安」は、誰にでもあるもの。
でも、その正体を知って対策をすれば、少しずつでも確実に安心に近づけます。
これらを1つずつクリアしていくことで、将来に向けて「備える力」が育ちます。忙しい毎日だからこそ、「今日からできること」を小さく始めてみましょう。
未来の自分と子どものために、今のお金の行動が未来の安心につながります。