こんにちは。40代で働く母として、小学生の子どもを育てながら日々奮闘している、このサイトの管理人もちこです。
今回は、私がどのような経緯で不動産投資にたどり着いたのか、「不動産投資を始めるまで」の道のりについてお話ししたいと思います。
資産形成を考えている方や、働きながら家計を支える方の参考になれば幸いです。
就職氷河期の中、食品会社に就職
私は就職氷河期の真っただ中に大学を卒業しました。企業の採用は非常に厳しく、内定をもらうこと自体がとても難しい時代でした。そんな中で、私はなんとか食品会社に就職することができました。安定した会社に入れたことに当時はホッとしましたし、長く勤めるつもりでいました。
配属先では日々忙しく働いていました。20代後半には主任に昇進し、それなりに責任のある立場も経験しました。しかし、昇進と同時に業務量は一気に増え、年末年始も休みが取れないほどのハードワーク。心も体も限界を感じるようになっていきました。
「このままではいけない」と思い始めた20代後半
ある日ふと、年末に1日も休めず仕事に追われている自分を省みて、「この働き方を一生続けるのは無理だ」と感じました。将来の自分の姿が全く想像できず、老後の生活にも不安を感じていました。
そんなときに出会ったのが「投資」でした。
最初の一歩は株式投資とFX
最初に手を出したのは株式投資とFXです。証券口座を開設し、雑誌やネットの情報を頼りに、個別株を購入したり、為替取引を試してみたりしました。
ですが、FXに関しては結果としてすぐに「退場」することに。値動きが大きく、知識も乏しかった私は、あっという間に資金を失ってしまいました。今思えば、リスクの大きさを理解しないまま始めたのが失敗の原因だったと思います。
株式投資も思うような成果は出ませんでしたが、そこで出会ったのが「投資信託の積立」です。毎月一定額をコツコツ積み立てる方式は、当時の私に合っていて、長く続けることができました。
国債も試したけれど…
安全資産として、国債にも一度投資してみました。
しかし、利回りは非常に低く、資産が増える実感はありませんでした。結局、国債は一度きりの購入に留まり、その後は再び投資信託の積み立てを中心に続けていくことになります。
リーマンショックで資産は伸び悩む
リーマンショックの影響で、積み立てていた投資信託の評価額は大きく下がり、モチベーションも低下。積み立てをやめようかと悩む時期もありました。ですが、「続けることに意味がある」と信じて、なんとか積み立てを継続していました。
しかし、思うように資産が増えない現実に、老後資金への不安は募るばかり。
そんなとき、私は新たな投資対象として「不動産投資」という選択肢に出会ったのです。
不動産投資との出会い
投資関連の本やブログを読み漁る中で、健美家コラムに出会いました。特に黄金ガールさんのコラムには非常に影響を受けました。(今は更新がされていなくて残念です・・・)
そして、ロバート・キヨサキ著の『金持ち父さん 貧乏父さん』と坂下仁著の『いますぐ妻を社長にしなさい』に出会いました。
これら本が、私の人生に大きな影響を与えることになります。
不動産によるインカムゲイン(家賃収入)の魅力、そして「良い借金(ローン)を活用する」という考え方を知り、それまでの「借金=悪」というイメージが少しずつ薄れていきました。
また、毎月の収入が見込める不動産投資は、将来の自分年金にもなり得ると感じ、「これだ!」と思ったのを覚えています。
1棟目のアパート購入
書籍やセミナーで知識を身につけつつ、現地の物件を見学したり、不動産会社とやりとりを重ねたりして、少しずつ準備を進めていきました。
そしてついに2014年、埼玉県にある1K×6戸のアパートを1750万円、フルローンで購入することができました。表面利回りは約13%と、非常に魅力的な物件でした。
初めての不動産投資には不安もありましたが、実際に家賃収入が振り込まれたとき、「これは本当に収入になるんだ」と実感した瞬間の喜びは、今でも忘れられません。
こちらの物件は、楽待で問い合わせをして知り合った不動産会社から情報をいただいて成約となりました。この物件を購入するまでには、他の物件にも何度も足を運び、購入申し込みをしましたが、なかなかうまくいかない中で手に入った物件で感慨深いです。
まとめ:一歩踏み出すことで未来が変わる
不動産投資を始めるまでは、本当にいろいろなことがありました。会社の激務、投資の失敗、資産が増えない不安……。
でも、知識を身につけ、行動し続けた結果、今の私があります。不動産投資によって、将来に対する安心感が少しずつ得られるようになりました。
これからも、子どもと過ごす時間を大切にしながら、自分らしい働き方と資産形成を続けていきたいと思っています。
この体験が、同じように悩みや不安を抱えている誰かの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。